家事休のススメ
仕事が終わって家に帰れるのになぜか気が重い。家にいても気がおちつかない。
それ、ひょっとしたら家事 の ス ト レ ス たまってませんか?
家事に心底疲れたなーと思ったら、一旦家事から離れてみることをおすすめします。
家事休の2つのメリット
家事休にはどんなメリットがあるでしょうか。
ストレスに勝つ
これまでやってきたことを振り返り、現状を冷静に見つめ直して、あらためて自分が家族のためにできることを考えてみます。休養して気持ちを新たにして、ストレスに打ち勝つ知恵と体力を養いましょう。
家事休を始めよう
始め方として、自分が家事から一旦退くことで起きるインパクトの大きさを考慮して、2~3日から1週間位を目安にするといいかもしれません。
お世話が必要な小さいお子さんやお年寄りのケアはだれがするのか決めておきます。
家計の管理に関しては言うまでもありません。事前に必要なことがあればやっておきます。
家族の力を引き出せ
家族の協力を引き出すことは、今回のもう1つのテーマです。タイミングを見てこちらの意志は伝えておきましょう。
各自自分でできることは自分でするようにして、困った時には相談するよう伝えれば、無用な不安を与えなくて済みます。
自分がくつろげる場所を作る
あとは家の中であなたがゆったりとくつろげる場所を確保さえすれば準備完了です。
志は高く、ハードルは低く
同じ人間が存在しないように、家庭もまたそれぞれの特徴があり、異なった事情を抱えています。完璧主義になっていたら、それは邪魔なものとして捨ててもいいかもです。
家事も三者三様の仕方があって正解というのがありません。ハードルを下げれば、気楽になれます。
目先の現象で一喜一憂しない
家事の出来不出来を問題にする人は多いと思います。私もよく「〇〇が片付いていない。」とか「☓☓が汚い。」とよく口にしています。それは見ると気になるからです。
そう、気にならない人には気にならないんです。正確には気になる度合いがみんな違うんです。
また家事が好きという人もいれば、嫌いな人もいます。嫌いな人に好きな人が出す結果を要求するのはよろしくありませんよね。
感情で解決しようとしない
時間は言うまでもなく誰にとっても有限です。どう使うかはその人しだいです。みな自分が幸せに生きることに忙しいのは理解しなければなりません。家事の基準をどこに置くかは対等な話し合いをもって解決していきましょう。
もう恐れることはない、いざ家事に出よう
家は住む人個人個人が尊重され、共同体として共に協調しながら暮らせる場所であるべき。そして家族が大きな外の世界へと踏み込んでいくための勇気を養う所。家事はそんな環境を作っていくための手段なのだ。
こんな風にちょっと高めの志を立てておくと、あとで下がった士気を上げるのに役立ちそうですね。
おしまいに
最近、私自身家事を続けていくことに心萎えてしまっていました。悩みながら、以前読んだことのあるアドラーの本の中にあった「共同体感覚」という言葉をふと思い出しました。その部分に関する文献をあらためて読みながら、私の家事に対する悩みの大部分が解決しそうな予感がありました。色々な気付きを与えてくれる本でしたので紹介しておきます。
まだよくわかっていないのは承知のうえで、これからの家事に向かっていけるだけの勇気が得たくて、ほぼ自分のために書いています。家事が苦手という人の励みになるような記事をこれから書いていけるといいなと思っています。ここまで読んでいただきありがとうございました。
参考文献
NHK「100分で名著」ブックス アドラー 人生の意味の心理学/岸見一郎
嫌われる勇気/岸見一郎